EARTHSHAKER・LOUDNESS・ANTHEM
EARTHSHAKER・LOUDNESS・ANTHEM
日本のハードロック・へヴィメタル界を牽引してきた先駆者3バンドをようやくアップできたので、 ここでこの3バンドのメンバー相関図について少々補足したいと思います。
ここでいう3バンドとはもちろん、
「EARTHSHAKER」「LOUDNESS」「ANTHEM」のこと。
LOUDNESSは結成以来今までずっと、
EARTHSHAKERとANTHEMは一度解散しましたが再結成し、現在も活動中です。
以下、敬称略です。
LAZY | EARTHSHAKER | LOUDNESS | ANTHEM | DED CHAPLIN | SLY | JAM PROJECT | 西寺実 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西田昌史 | ○ | ○ | ||||||
石原慎一郎 | ○ | ○ | ||||||
二井原実 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
樋口宗孝 | ○ | ○ | ○ | |||||
柴田直人 | ○ | ○ | ||||||
本間大嗣 | ○ | ○ | ||||||
坂本英三 | ○ | ○ | ||||||
景山浩宣 | ○ | ○ | ||||||
藤村幸宏 | ○ | |||||||
菅沼孝三 | ○(ヘルプ) | ○ |
まず、この3バンドを語る前に「LAZY」について、少しだけ。
LAZYは当初、事務所の意向で(本人達の望まない)アイドル路線を強いられていました。
しかし、「売れさえすれば好きなことが出来る!」という信念の元、レコードでのアイドル路線と並行しつつ、ライブではハードな曲をやったりしていましたが、
後年、自分たちで曲を作るようになると、ハード路線を望むメンバーとポップ路線を望むメンバーとの音楽性の違いから解散。
LAZY解散後、その当時からギターヒーローとなっていた高崎晃のソロプロジェクトとして、
LAZYから田中宏幸、樋口宗孝
そして、高崎晃の幼馴染でもある山下昌良の推薦により、
「ソウルをやりたい!」とEARTHSHAKERを脱退した二井原実が参加することになります。
しばらくして音楽性の違いから田中宏幸が脱退。
後任ベーシストには、二井原実を推薦した山下昌良を迎えることになります。
ここに「LOUDNESS」誕生!
となるわけですが、この時点ではまだ「高崎晃ソロプロジェクト」のつもりで動いていました。
しかし、この4人でのリハーサルに、思った以上の手ごたえを感じたひぐっつぁんこと樋口宗孝の「バンドとしてやらないか?」という提案から、
「高崎晃ソロプロジェクト」から「新バンド」として活動することとなります。
それにしても、「ソウルミュージックをやりたいからバンドを辞める」と言ってハードロックバンドのEARTHSHAKERを辞めたのに、
その後ハードロックバンド「LOUDNESS」のボーカリストとしてデビューした二井原実を見て、
SHARAこと「石原慎一郎」は面白くなかっただろう事は想像に難くありません。
そもそも、二井原実はEARTHSHAKER時代、ボーカル&ベースだったため、彼が脱退するということは
ボーカリストとベーシスト、2人を探さなければならないということです。
その方が「ボーカル&ベース」を探すよりも簡単でしょうし。
そこらへんの軋轢はしばらく続いたようですが、それはさておき。
LOUDNESSは、今まで類を見ないレベルのバンドであったことは間違いありません。
海外進出も果たしましたし。
しかし、その海外進出によって見えてきた英語の壁にぶつかった二井原実が脱退(事実上の解雇)。
EARTHSHAKERは、二井原実脱退後に元マンティスの西田昌史と甲斐貴之が加入。
その後、デビューとなります。
二井原実脱退後メンバーの入れ替わりが激しかったLOUDNESSと違い、
EARTHSHAKERはメンバーの入れ代わりが無く解散したバンドです。
途中、それまでサポートメンバーだった永川敏郎が加わりましたが、他のメンバーに変化はなし。
再結成後も同じ4人で活動しています。
さて、ここまで名前の出てきていないANTHEM。
ANTHEM解散後、柴田直人がLOUDNESSに参加しています。
また、FLATBACKER(E.Z.O)で山田雅樹と一緒だった本間大嗣も、同時期にLOUDNESSに参加。
その後、再結成時のANTHEMに参加します。
他にも、元ANTHEMの坂本英三は、元LAZYの影山ヒロノブとは
「JAM PROJECT」創立メンバーとして一緒でしたし、
元LAZYの井上俊次は、JAM PROJECTが所属するランティスの社長です。
LOUDNESS脱退後、二井原実が組んだバンド「DED CHAPLIN」のギタリスト藤村幸宏(茶々丸)は、
二井原実の大学の同級生で、同じ軽音楽部。
EARTHSHAKER解散後には西田昌史と工藤義弘と共に、「GIRL U NEED」で活動しています。
また、永川敏郎とも「GERARD」で活動していました。
DED CHAPLINの最初のドラマーである「手数王」こと菅沼孝三は、 病気のためステージに出られない樋口宗孝の代役として LOUDNESSのライブでドラムを叩いています。
DED CHAPLINの後、二井原実が活動していたバンドが「SLY(スライ)」。
そして、そこでドラムを叩いていたのが、旧知の仲でもある「ひぐっつぁん」こと樋口宗孝。
ベーシストにはこの3バンド同じく80年代から活動していた「BLIZARD」の寺沢功一、
そしてそしてギタリストはなんと!!
あの「SHARA」こと石原慎一郎!
ものすごい面子です。
この頃にはもう石原慎一郎の二井原実に対するわだかまりも解けていたのでしょう。
1枚目のアルバムの1曲目「CRY OF WAR」から、ものすごくカッコいい!!
のですが、約4年で活動を停止、事実上解散しました。アルバム4枚を発表しただけで終わらせてしまうにはもったいないスーパーバンドでしたが、
それ故、プロモーションやレコーディングなど様々な方面にお金がかかってしまったのか?
その後、LOUDNESSは結成当時のメンバーで活動することを発表、
EARTHSHAKERも再結成を果たします。
しかし、2008年、樋口宗孝が逝去したことにより、SLYは(オリジナルメンバーによる)活動再開することはなくなってしまいました。
二井原実はLOUDNESSの他、「X.Y.Z.→A」「西寺実」で活動もしていますが、
「西寺実」はメンバーが「西」田昌史、「SHOW-YA」の「寺」田恵子、二井原「実」。
ここでEARTHSHAKERの新旧ボーカリストが顔を合わせることになるというのも面白いです。
西田昌史と二井原実とは、二井原実がEARTHSHAKERを
脱退する前から面識があったようで、西田昌史をEARTHSHAKERのボーカリストに誘ったこともあったようです。
以上、ここに書いたのはバンド活動のごく一部だけで、この他にも、
ソロ活動のライブ・レコーディングメンバーなどで加わった方々もいらっしゃると思います。
人と人、才能と才能のつながりって面白いです。
VINYL